昭和30年代まで、日本の農村ではどこの農家でもニワトリを飼っておりましたが、食生活の変化に伴い農産物の効率的な大量生産と物流システムのグローバル化でニワトリのタマゴや鶏肉は今や農家では飼育せず大手企業の工場のようなハウスの中で飼育されたタマゴと鶏肉を購入する位で、現在では農村に行ってもニワトリの鳴き声や姿すら見かけなくなりました。

当コッコファームは、会津美里町でニワトリ飼育の養鶏中心に果樹畑と野菜畑をたがやかしながら2年が経過したところです。

もともとは首都圏で生活しておりましたが、故あって2014年に会津美里町へ移住してきました。田舎暮らしといったところでしょうか? 今まで農業をやったこともなく近隣の農家でアルバイトしながら果樹園の管理から野菜作りにコメ作りと勉強と実地研修を2年ほどやってから敷地内に桃とプラムの苗木を植えて農家の第一歩を歩み始めました。

もともと荒地を開墾して畑にしましたから、雑草の繁殖がすごく毎月一度は草刈りしないと、次から次へと育ってくるのには閉口させられました。そこで閃いたのはニワトリに雑草を食べてもらおうというアイデアで、即実践することに。

最初は鳥骨鶏の雄1羽と雌5羽の若鳥から購入飼育し始めて、その産んだ卵をさらに孵化させてヒヨコがら育てる方式で、平飼いと日中は放し飼いでストレスのない健康で丈夫なヒヨコたちが第二世代の若鶏として現在では烏骨鶏55羽まで増えてきました。

 

この間に他品種の若鶏や卵を譲り受けたり、孵化させたりと取り組んで今では15種類のニワトリを飼育する農園へ成長してしまい、色々なニワトリさん達の鳴き声を聞きながら身近に触れ合える農園を目指しております。